最後までやり切ったことに誇りを持て!

3年生引退式が終わった。3年間でも続けきると言うことは本当に素晴らしいことである。

みんながみんな同じ方向性を持って活動しているならそんなにストレスはないかも知れないが、志学館の吹奏楽部はいろんな状況を抱えての活動なので温度差が違う。だからこそ様々な壁が立ちはだかる。


私は高校時代の部活動は辞めたいと思ったことは全くなかった。高校自体部活動をやることがかっこいいことで部活をやっていない生徒はあまりクラスでも目立たない存在というか発言力は少なかったように思う。

部活生同士の関わりが認め合い切磋琢磨する雰囲気があった。


残念ながら現在の吹奏楽部は過去の雰囲気とは明らかに違ってきて自分本位になりがちで人のためにみんなのためにそして自分のためにと言う総合力が欠けている。それでも今回引退式を無事に迎えられた3年生諸君は本当によく頑張ったと思う。自らを奮い立たせ本気で部活動と向き合ってきた。学ぶことがあったとするなら、それはこれからに必ず生きてくることだと思う。

コンクールはやはり大変な試練だったと思う。みんな本気でやっているのだが客観的に三賞が付けられその色によって各校が雲泥の差になってしまう。これは本当に過酷なことではある。今年はやっぱり課題を投げつけてくれた。

普段からしっかりと基礎力をと言うことだろう。これは全てに通じること。人としても基礎力が大切であろう。いかにせよ今年の3年生はよく頑張った。後輩たちがちゃんと成長しているかどうかはこれからの活動ぶりを見ていくしかほかない。


コンクール当時も引退式当日も保護者やOBOG等が多く集まってくれた。本当に素晴らしいことである。みんなに支えられてあんなに多くの方が応援してくれていることにまたみんなが応えていく決意を固めて欲しいと願っている。