凡事徹底と言う言葉を目にしました。

実際にある四字熟語なのかどうかはわかりませんが『ぼんじてってい』と言う言葉に目をとめました。

 

『誰にでっもできることを続けて行うこと』というような意味合いがあるようです。

 

『続ける』と言う言葉と『徹底』と言う言葉、ここにキーワードがあるように思えます。

 

私は本当に力がない指導者であると感じました。何年吹奏楽の指導に当たってきたのか。そして多くの反省もあったはず。その都度様々な改善をしてきたつもりである。その中で先ずは中学生とは違い高校生としての主体性自主性を重んじ生徒を尊重する指導を心がけることを信念としてきた。確かにそれは大切なことではあるが、余りにも生徒の活動を信頼しすぎ本来求めている生徒像や部活動の姿から離れつつあったのではないだろうか…

 

生徒指導主任や学年主任そして現在クラス担任と責任ある仕事を任されつつ、なんとしてでも部活動も充実させ子供たちが満足する活動を提供することと本気で悩み考え続けある一定の活動を続けては来た。

 

でもどうしても部活動の実力が上がってこない。これは音楽的なことも勿論であるが生徒の精神的向上も思ったほど伸びずにいる。これには絶対に改善の余地があるはずだ。人数が70人をこえるバンドチームが数年間続き、その中にはムードメーカーやリーダーシップを発揮できる生徒がいたにはいた。しかし果たして部活の中で成長し育った人材だったのであろうか?元々の素材の良さ、中学時代に育てられた人材ではなかったのか?自問する。

 

7時間授業に講習。土日の練習制限に加え立地条件の悪さ。いろいろと問題は山積しているが、そんなことを理由にしたくはない。とにもかくにも今の条件の中でまだまだやれることがあるはず。そして生徒を伸ばせるはずだと思っている。

 

そこで今まで何が足りなかったのか考えてみると、やはり当たり前の基礎力と組織力に加え個々の音楽に対するいや部活動に対するモチベーション不足だと思う。

生徒は『自主性はできる範囲でのほどほどに』という誤った認識が当部活動には定着している。

 

ここの部分を精神的改善させるには私自身が考え方や行動を変え続けるしかないと思う。そして信頼され生徒にも『続けること』『徹底すること』の大切さを伝え続け、『生徒が自身の考えで行動パターンを変える』しかほかないと思う。

 

そこで『凡事徹底』。当たり前のことを適当な具合に続けて行うだけではなく、徹底する部活動に改革していきたいと考えている矢先、この言葉を目にした。

 

単にやり続けるだけではなく強い意志を持って徹底的にやり抜く生徒を育てようと決心した。

 

そして今度こそ志学館の吹奏楽部を近隣の中学校や新入生にも認知して頂き、より魅力的な活動を提供し多くの音楽仲間を増やしたいと心から願い、願うばかりではなく具現化していこうと思う。

 

まだまだぬるま湯の当部活。少しずつ逞しさのある『かっこいいチーム』に成長させようと思う。全力で行く!50歳超のエネルギーはまだまだ健在である。