客員指揮者のレッスン最終回

音楽的な見事なレッスンが終了しました。三回という数少ない貴重な経験となりました。さて、この客員指揮者をお招きしてのレッスンは定期演奏会第4回から続居ております。最初はなんと幕張総合高校のあの佐藤博さん。その後も多くの音楽的に優れた方をお招きしレッスンを受けるという制度も本当に貴重な経験です。

今回は作曲家で中等部在職の佐藤絵理先生。

 

合奏隊に言葉で伝わりにくいと判断したら、すぐさま『こんな感じで』とピアノで表現し理解させる。聞くところによると一度耳にした音や作品はすぐさまピアノで表現が可能だと言うこと。天才たるゆえんだと思います。さらにはそれを楽譜に書き下ろす事が可能だと言うんですからすごい音楽性の持ち主なんです。今回のレッスンも音を聞かせた後にもう一度合奏にうつりますが、生徒はわかりやすいとみえて比較的そのような表現に近づきます。それを表現しきれるかどうかは後は技術次第となるわけです。

いくつかの場面を動画で納めて学習できるようにしてあります。生徒は積極的に何回も何回も繰り返し見て、音楽的な表現方法を身につけるように努めて下さい。佐藤先生の表現しようとしているメリーウィドウは本格的管弦楽やオペラの表現効果でしょう。ゆったりとして自由自在のテンポ感は大人の音楽そのもの。聞いていて『そうそう!わかるわかる。』って感じです。しかし弦や歌の表現は大変素晴らしいですがブレスコントロールと楽器の鳴らしが課題になることは言うまでもありません。いかに普段からしっかりとしたブレスを意識し楽器を歌い込む手段としてたっぷりと鳴らせるように技術を上げることこそ指揮者の表現について行くと言うことしか他なりません。頑張って優れた音楽を発表していただきたいと思います。

 

またレッスンの様子を学習ページでご覧下さい。