やはりエネルギッシュだった!

昨日も卒業生二人が私を訪ねに来てくれた。24期生26才になろう。

素敵なかっこいい女性に見えたが素朴で素は昔のままである。安心した。

二人は高一高二と私もクラスであったし部活動でも苦楽を共にした同士である。

現役中はクラスでも中心人物で何かの行事では、いつも『では私がやります』と多いに助けられたものである。

お母様とも親しくしていただき、度あるごとに応援して下さり、いつも勇気づけられたものである。

元気いっぱいのお母さんは元気いっぱいの逞しい女の子をお育てになった。先輩親として感服する。

 

学生指揮者でクラリネットを担当していた生徒は気配り先取り行動に長け、私が考える前にコンミスと的確に判断し全体を束ねてくれていた。時に理不尽な教員に出くわすと目に涙を浮かべて悔しそうにしながら次の判断をしポジティブに運営してくれたことを今でも記憶している。

現在は立命館大学を卒業後、パティシエになりたいと言うことで修行を重ね、都内一流菓子店で職人として活躍されていた。ご結婚の報告でご来校なさったが関西で再びパティシエをするという。

彼女にとってXmasは非常に暗い1日だそうで夜通しケーキ作りでXmasを満喫できるはずがないらしい。

そういう職人達がいるからこそ私たちはXmasを楽しむことが出来ているのかも知れない。

 

もうお一方、金管セクションリーダーをしトランペットを担当していたが、クラスでも部活動でもムードメーカーでいつも明るく元気でポジティブに活動していた。どんなにどやされても笑顔で努力できる数少ない生徒である。絶滅危惧種のたぐいで貴重な存在と言える。なかなかそう出会えるタイプではない。近年の志学館にはこう言うタイプは入学してこない。

クラスでも彼女の周りにはいつも多く人が集まり、人脈が広く政治力さえあったように思える。

教室中に『ガハハ』の笑い声が響いていた。

卒業と同時にアメリカの大学に入学し、そこでもバイタリティーを発揮、優秀で給費になったと記憶している。

現在は、なんと世界を股に掛け活躍されるコンサルティング会社のエリート。アメリカのみならずメキシコやあらゆる所に長期的に滞在し企業を助ける仕事をしている。いわばアドバイザーだ。

志学館卒のイモトのようなゆくゆく100カ国達成になるのではないだろうか…

 

いずれにせよ、よく私のような者を訪ねて下さった。ありがたい。そういうご縁があるだけで感謝である。昔話にも花が咲いた。活躍されるのは勿論素晴らしいがやはりご結婚をされ、幸せな家庭を築かれ、幸せの証、お子様を授かって欲しい。

これは偏見かも知れないが最後はお子様に助けられるものだと思うし、心強いと思うので。

 

二人とも昔以上にエネルギッシュであった。やはり何をするにもエネルギーが人を動かす。嫌々では何も生まれない。自ら考え、自ら試行錯誤し、失敗し、立ち上がり、粘り強く前へ進む。

それこそが人生のやり甲斐になろう。強く逞しく前にこれからも進んでもらいたい。

 

とは言え、人間疲れてしまうときもあろう。そんなときは無理をせずゆっくり人を頼り充電して欲しい。若いうちは二兎を追って二兎を得るくらいの勢いも必要だろう。

高校生諸君!今から守りに入るな!

 

28期生が大学卒業、就職の季節を迎えている。多くの生徒が就職内定報告をしに来てくれたことも嬉しいことである。それぞれの活躍を期待している。