新入生オリエンテーションでふと目にとめた彩り

久しぶりの投稿になる。部員たちは旧年度を終え新年度、新クラスの発表とともにスタートした。今は特別日課中であるので正式な時間割ではないが新2,3年生は成長した顔つきで生活をし始めている。

現在は新入生歓迎演奏(生徒会主催)とミニコンサート、勧誘、そしてコンクールの課題曲決めと練習には余念はない。

私はと言うと、昨日新入生校外オリエンテーションに参加してきた。

まだ何も分からない1年生が指導者の適切なアドバイスに必死に食らいつきクラスが一致団結している様子に私も改めて責任と初心を思い出す気持ちにさせられた。

 

恒例の取り組み(集団訓練)の中、ふと生命の息吹に目が行った。

桜もほぼ満開で素晴らしかったが野に咲く野草や小さくけなげに咲く花々が力強く咲いているのに心が動いた。

桜は誰をも魅了するオーラがある。

蕾からワクワクさせられる。三分先、五分先で気持ちは多いに動き満開では大人もはしゃぎたくなる。

“花より団子”とは言うが、私は“団子より花”である。

1年に一度蝉のように儚く散りゆく姿もまた素晴らしく散り際も颯爽としている。

 

上を見上げる事は普通であるが、そんな足下に直向きに直向きに輝きを放っている花々は小さく小粒で実に魅力的である。

弱々しくも見えるが、支え合い雨が降っても風が吹いても、しばらくは咲き続ける強さがある。

手をかければ手をかけた分長く咲き続ける。

 

私たち志学館の吹奏楽部はこの小さな花々のように誰からも密かに愛されたい。

 

先日、県の吹奏楽連盟のある資料の中から新2,3年生の在籍数が発表になった。

コンクールに参加するのには様々な規定があり在籍数の調査があるのだ。

市立柏高校は新2,3年生で188名幕張総合は157名、市立習志野で138名を有する。新入生加えると200名超となる。

近隣高で言えば兄弟校の紅陵高校で64名木更津総合で58名

紅陵、総合、望洋、袖高で吹奏楽の経験者は70名から90名入学前に確保していることになる。

そう言った強豪校に私たちは野に逞しく咲く花々でありたい。

目だたず、大輪を咲かせることはないが、知る人ぞ知る魅力と輝きを放つチームでありたい。

音は人を表す。自然体で人が成長しその人が出す音が集まり合奏となるわけだ。

時にタンポポのような強さも目にひく。アスファルトを突き上げる強さ、こう言う強さが本当の強さと私は思う。