コンクールまで残すところ二週間をきり、生徒や指導者は精神的に焦る時期ではないでしょうか。
一昨年初めて銅賞を受賞したとき、思えば生徒も指導者も色んな意味で焦っていたことを思い出します。
生徒は受験に対しても不安や焦りを感じていたのも事実。
作品が上手く仕上がらない、どんどん生徒自身の技術差が離れるばかり、合奏の時間で何とか向上させようと思っても今となって考えればみんな焦っていたな~と思い出されます。
時間を確保すべくなんと言っても一番悔やまれるのは、清掃活動や柔軟、ウエイトトレーニングや、発声、みんなで歌うことなどとても大切な日常を割愛する指示を出したことでしょうかね…
部活動は心を伸ばす課外活動であると言うことをもっともっと理解させる必要がありました。みんなで一致団結です。
それが音楽に繋がると言うことを学ばせていただいた学年でした。
昨年、今年と反省と、何が一番大切かをみんなで共有して日々取り組んでいるところです。
大講義室練習。
ともすれば広い会場をお借りしての練習ですから合奏に終始するなんてイメージもあろうかと思いますが、生徒達は三者面談でご来校なさるあろう保護者に失礼のないように全館の清掃を実施し、本館、西館、トイレまでの清掃を行い通常の腹式呼吸やトレーニングに展開していました。
そして合奏へ。
あいだみつおさんの詩ではありませんが『こんなにやってやったのに、“のに”がでれば愚痴が出る。』と言う詩があったように思われます。
私たちが体育館昇降口や体育館前フロアーをしっかり拭き掃除をしているときに、他の部活動は気にせず練習をされていたり、今か今かと清掃を終わるのを待つ団体もあったように思えます。
終わった後私はその詩のことを思い出し、生徒達に伝えました。
“自分たちがやっているのになんて思ってはいけないよ、自分たちが率先してみんなで活動できることこそがありがたいことなんだ。”と…
“でもみんながそういう場面に出くわしたら、そっと、ちり取りを持ってきてあげたり、一声かけられると相手は嬉しいだろうな~。”と言う事も伝えました。
“みんなが普通に奉仕作業を自然体で行えると言うことを多の団体にメッセージとして伝わるといいね!全ての部活動がそう言う感性、使わせていただいている校舎に感謝しつつ率先して奉仕の気持ちが育つといいな~”
すこし私も誇らしげに感じた一場面でした。
みんな清掃ありがとう。
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