少数精鋭の33期引退

部員45名、うち3年生14名、そして保護者やOBOG等50名を超える方が3年生の引退式に集まってくれた。

彼らの人柄をうかがうことができる。3年生の保護者はもとより、一二年生の保護者もわが子の引退のように集まってくださった。

 

式次第、まずは前部長よりコンクール結果を全体に『念願であった金賞の受賞の喜びとその活動について』が報告されました。

 

続いて、一年生新副部長、二年生新副部長から三年生に向けての感謝の言葉が代表し述べられた。

 

そして三年生一人一人から全体に向け引退の言葉、謝辞が述べられるわけだが、一人五分間と時間が制限されている。

しっかりと伝えたいことを考えてきており簡潔に保護者OBOG向け、指導者向け、後輩向けそして仲間向けに感謝の言葉が並んだ。

中でも、ここまでお支えいただいた保護者に充てては感無量となり、本人も保護者も、全体がここまでの思いが噴出し涙する場面となりました。家族で部活動に参加し家族で引退をするということなのだと思います。

活動中は本人も逃げ出したくなることもあったことと思いますし、保護者も子供が勉強に目がいかなくなったり、時間的に振り回されたりとつい『やめちゃいなさい』なんて言葉をかけてしまったこともあるでしょう。しかし家族で乗り越えてきたことは本当に素晴らしいことだと思います。

子供たちが心から保護者に感謝することを学びました。その思いをしっかりと口にできたということは本人にとっても次に向かう勇気となるでしょうし、保護者にとってもここまでお育てになってきてすこし報われた気持ちにもなったことでしょう。

きっとこの部活動で経験したことはこの先大きな経験として力になっていくこと間違いありません。

 

次にお越しいただいたOBOGの各学年を代表してメッセージが伝えられました。これも素敵なことです。当部活動の一つの伝統となっていると思います。

ここのところ部員が減少しコンクールもOBOGがサポートしてくれています。これもいい関係ですね。今までは全てOFFメンバーでサポートが可能でしたが、かかわれるという意味では互いにありがたいことです。

そして今回の引退式、そして三月の定期演奏会は全面協力で総出で対応くださいます。これも今までのOBOGらがそうしてくださっていたよき伝統が残っているのだと思います。

普通の公立中学校ではこのようなことができませんから保護者会がこれをサポートするわけです。または学校の職員がサポートするといいます。

どれも素晴らしいことですがOBOGらが活動が難しくなれば保護者会へお願いすることになるでしょう。

 

続きまして保護者代表のお言葉です。

現役部員保護者代表から三年生ならびにその保護者へねぎらいと感謝の言葉がそして現役部員にむけてもさらなる激励の言葉を頂戴しました。

そして、三年生の保護者、部長のお父様から『ここまでの経験はこれからの人生の礎となる』という言葉を重く深く述べられ部員全体は心にとめておりました。

 

顧問あいさつを経て

『Wind-Winds』をOBOGも含めて全体で歌い上げ、感動的に引退式を滞りなく終了することができました。

 

会終了後は解き放たれた笑顔に包まれみんなで写真を取り合う光景がとても穏やかでのどかな時間に感じられました。