繋がるって、一言でいうけどそんなに簡単なことではないと思う。横にも縦にもつながるってネットワークが広がることを意味するのであろう。
部活動を運営すにあたりまずは学年のチームワークが第一に望まれることで、これは横の繋がりということになろう。
そして、学年を超えて三年生は二年生にも一年生にも目配り気配りが必要になってくる。同じことが二年生にも一年生にも求められるが全員がかかわれるようになってこそ縦の斜めのつながりが生まれる。
信頼関係なくして濃密で力強い関係はなしえない。
中島みゆきさんの『糸』という作品の歌詞が思い浮かべられる。
Wind-Windsの歌詞にもこのつながりがドラマティックに表現されている。指導者も生徒も迷った時にはこのWind-Windsの歌詞を指針に軌道修正を図る。
『よどんでく毎日も風はそよぐよ』歌詞はふつうもっとポジティブなものだろうが、Wind-Windsの歌詞には現実と向き合う小さくか弱い自分が登場している。
それでも前を向いて一歩一歩風を信じて歩み続ける。
いつも通り前段が長くなったが、引退式の日。
実は7期生のOBが不特定多数のOBOGのために繋がる会を計画してくださった。めったに私はこういう会には参加しないがお言葉に甘え参加することを決心した。
何と7期生三名を始め3期生や18期19期20期27期28期29期30期31期等が成人を迎え総勢30名近くが集まった。初めて会う気がしない同窓生だ!
19期生といえば第一回定期演奏会開催の三年生。20期が中心となって演奏会を作り上げた。いわばWind-Windsコンサートの原型といえる。当時はSpringコンサートと呼んでいた。
その三年生立役者が三人そろい、その演奏会を鑑賞した。何とも不思議な時間が流れた。
お子様を連れてきてくださった20期生、赤ちゃんを抱かせていただきまるで孫を抱いているような気分であった。
もう一人も現在ご懐妊中であったのに来てくれた。
会はパフォーマーが揃い、ギターでみんなで歌い、マジックショーもあり大いに盛り上がった。来年三月にまた集まりましょうと約束をし会を終えた。
数日後Facebook上で面白い投稿を拝見したのであえてご紹介しようと思う。
YESか「はい」の関係を構築してきた高校時代。
出来ません、嫌の選択肢はない。
それだけ絶対な関係だし、
それ故に連帯してたし(せざるを得なかった?)
信頼してついていこうって思ってた
そんな高校時代の部活。
指定強化部活だったから練習も半端なく
叱られ否定されることもたくさんで。
何で最後までやれたのかといったら
やっぱり鈴木先生がいたからだし、
この仲間がいたからです。
そんな「Yes」か「はい」絶対の部活の会合に
声かけていただきまして行ってきました。
何百人も卒業生がいるのに
声かけようと思い出してもらえるのが嬉しい。
存在感もあまりない生徒だったはずなのに、
好評価してくださるのが嬉しい。
評価してもらえる経験が過去にあることが
今の自分の糧になっています。
勉強も習い事も大事。
でも学生時代だからこそ出来る部活の
こういう経験を今の子達にもしてほしいです。
1回り上の先輩から1回り下の後輩まで縦長。
短時間しかいられずあまり絡めなかったですが
明日への活力をもらいました。
初代定演の学年だったからか
私はたくさんの先輩方に可愛がって
いただいていました。
私も後輩たちと、もっとつながりたいです。
繋がるって本当に素晴らしいこと。縦に縦には元来敬遠されがちなものですがこの素晴らしさを知ることができるのが部活動だと思うんです。
縦に縦に横に横にそして斜めに斜めにしっかりとした糸で縫い合わされた布のような部活動を目指したい。
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