秋を感じる朝に

再び週末に台風の影響による大雨が降り続いた。

吹奏楽部は29日(日)に毎年参加させて頂いている木更津市、文京公民館まつり依頼演奏の参加を見合わせることとなった。

生徒は必死に練習していたものの次の特別老人ホーム慰問演奏とAEON木更津XmasMusicフェスにむけて再び頑張り始めている。

 

朝練習の様子を見に行くと音がしない。前回同様に落ち葉の奉仕作業をしているのだろうと渡り廊下から見ると、なんと今回は硬式野球部と一緒に活動しているではないか!

いつも目標にさせて頂いている部活動に少なからず影響を与えたのかも知れないが、共同作業をしている姿がなんとも微笑ましく嬉しい光景であった。

部活動で言えば運動部の花形と文化部の花形かも知れない。

本校では硬派なチームと軟派ではなく柔和なチーム、対局のチームかも知れないが、どことなく連帯感と信頼関係があるようにも思える。素敵な光景だ!!

貴重な朝練習の時間を割いての奉仕作業は学校という社会に善行の光をともしていることになる。

 

そこに加えて、中等部で唯一県大会に駒を進めている部活動、バスケットボール部。この部活動も毎朝中等部体育館で朝練習を行っている唯一にチームである。かなり競技に対するモチベーションが高く高校での活躍が期待できるチーム作りをしている。

 

その顧問が朝練習に参加している中学生を連れてきて作業の様子を見学させていた。そして、中学生に『いいか、よく見ておきなさい。こううやって高校生は(吹奏楽部や野球部)自主的に作業をしているんだぞ、感謝しなければならないよな!』と言い聞かせていた。その後中等部校舎の方へいき作業をしていたのに違いない。

前向きなチームこそ影響力を持つべきであろう。まだまだ吹奏楽部は音楽的には未熟で活動もしっかりしたシステムが整わないで試行錯誤を続けている。しかし、『学校を愛する気持ち』『感謝する気持ち』『奉仕する気持ち』は極めて高い気持ちを兼ね備えていると思える活動が続いた。

自身の活動に自信を持ち、誇りを持って日々を過ごすことこそが人として成長する糧となることだろう。