安房上総地区吹奏楽個人コンテスト

一昨日、2月3日(土)君津市民文化ホールで各楽器部門に分かれてSoloコンテストが実施された。毎年この行事は本校が大会運営を任され、今年も委嘱を受けたが東関東吹奏楽アンサンブルコンテストを前の週に土日でサポートさせて頂いたので、残念ながら辞退させてもらった。結果的には本校の模擬試験と重なり生徒は休む間もなく一日中模試に格闘していた。

 

本校からは2名の参加があった。この行事は定期演奏会の直前と言うこともあり、オープンに参加者を募ることはしていないが、本当に情熱とやる気のある生徒がエントリーについて相談しに来るシステムである。

 

本校の参加条件は通常の練習には穴を開けることがないこと(別メニューにする措置はしない)。

年内に作品と伴奏者を自分で選定できること。

普段の練習に対する姿勢等があげられる。

 

加えて、連盟の規約に沿って校内枠、木管2名、金管打楽器で2名を守ることとなる。

 

そして、顧問(音楽監督)は日々の練習に携わることになるのでレッスンというかアドバイスをする時間さえとれない。

時に『順調に進んでいる?』『時間がない中で頑張ってね』『伴奏との合わせは出来てる?』と声をかける程度である。

心苦しい。

 

今年は今までで一番関われなく、2名とも当日本番の演奏を初めて聴かせてもらうことになった。

 

幸い2人の癖は理解できているので廊下で練習しているときにその癖を指摘する程度である。

 

Trp 泉 侑希さん『アンダンテとアレグロ』

Eup畑中 日菜さん『パントマイム』を時間制限いっぱい吹ききり、2人とも満足げであった。

 

2人には舞台袖で軽く声をかけることが出来た。とても気持ちよさそうに音楽を感じて演奏している姿は大変素晴らしく見事であった。

 

結果は泉 侑希さん銀賞受賞、畑中 日菜さんが金賞受賞で地区代表となった。勿論コンテストなのでコンクールと同じく結果が付くわけだから心中は穏やかではなかっただろう。

私にとって2人の演奏は2人とも金賞に値する。

普段から地道に地道に同じ時間に練習が始まりコツコツ基礎練習を繰り返す。自分のことだけではなく、仲間への貢献度や声かけも長けている。裏表がなく、誰に対しても明るく爽やかな挨拶も交わせる。当部活動を代表するに相応しい2人がコンクールを終えた。先ずはお疲れ様と労いたいが、これから演奏会に向けて益々成長してもらいたいと期待を寄せている。

 

県大会へ駒を進める畑中 日菜さんはこれからが正念場。定期演奏会と地区の吹奏楽祭サザンウィンドがある。

その直後に県大会が実施されるが演奏時間も2分長く5分間となる。

1人で聴き映えのする演奏を5分しきると言うのはかなり至難の業となる。

 

2年ぶりとなる県大会進出おめでとう。健闘を期待している。