文化祭が近づいてきて思い出すこと

その年その年の文化祭は色濃く思い出すことが出来る。メインの作品くらいは全て当てられるんじゃないかな。

着任当時は特に記憶からデリートすることはないと思う。

 

それとは別だが、やはり2年前の出来事は私にとって人生を変えるくらいのことでした。

 

私は高校3年生の担任で生徒の高校生活最後の文化祭にむけ準備を虎視眈々と整え、部活動も作品や演出に未熟ながらも、もう少しの所まできてました。

 

その日の放課後も週末の体育館練習も充実した時間にさせてあげないとと考えていました。

 

日中、クラスから戻りふと携帯を見ると、普段電話などしてくるはずのない叔父様からの着信があり、何か不吉な予感がしたことを覚えています。父が85歳くらいで施設にお世話になっていましたから、その連絡なのかと覚悟を決めていました。でも何故叔父様からなのか…普通なら兄貴から電話が来るはずなのに…

 

折り返してみると、叔父様からの電話は兄貴が急逝したという耳を疑う連絡でした。唖然とし何も考えられなくなったことは記憶に新しく残っています。

 

その時クラスのホームページに載せたブログがこちら

https://2016shigakul33.jimdo.com/2016/06/08/%E6%83%B3%E3%81%84%E3%82%92%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AB%E8%A8%97%E3%81%97/

 

今年もまた、その季節を迎えた。昨年末、父も兄の所へ行き、私は年老いた母と目が不自由な姉を支えると心に決めている。

文化祭の練習も大詰め。間際ではあるが明日北海道にフライトし兄の法要を執り行ってくる。土日の体育館練習には参加出来なく、生徒達には迷惑をかけるが、そうやって部員たちも成長していくのだと思う。

 

今朝も面白い練習を見かけた。

曲間の早き替えの練習である。初めて拝見した。ステージは演奏のみならず、その裏では大変な工夫と見えない格闘がされているのだ。