今日は通達通り部活動OFF
20年以上続く年末の奉仕作業。
これは大変素晴らしく優れた活動だと思います。
ホームページでも活動ギャラリーで確認できます。
部員たちはそれに対して、なんか誇りを持っているようにも感じます。
そして継承する意味をひしひしと感じているのでしょう。
大切なことは目に見えない。
でも間違いなく大切なことがここ志学館にはあるのです。
年末に大変忙しく、また気象状況も悪く、私の指示で初めて屋外の奉仕作業を中止させ、『時間がない中なんだから今は無理する必要はない』と伝えました。
できることを今はやるしかないよ。全く無理する必要はないよ。体調も崩してほしくないし。と何度も諭すように。
年が明けて、3学期も始まり地区の音楽会に参加。そして定期演奏会に向けて本当に焦り、時間という価値を認識し始めた頃、
美化管理のリーダーやコンミスや副指揮といった練習のリーダー等も
『先生、年末に行えなかった奉仕作業をしたいんです。時間をとってもいいですか』と。
私は『少し暖かくなってからでもいいんじゃないのかな~、今は遅れもあるし練習時間確保の方がいいのでは』と。
生徒たちが決めた選択肢は
練習を推し進めるか継承するべき奉仕作業の時間を確保するでした。
その後、一年生へも意識付けしつつ、大切な取り組みを早朝に加えて膝小僧や指先まで泥んこになってU字溝や植木の奥まで
奉仕作業をしていました。
こんな部活、こんな部員たちなんです。
人知れず、直向きに取り組んでいる姿を大人たちも理解し、大人たちも学ぶべきなのではないでしょうか。
ここから生まれる音楽は、稚拙かもしれませんが価値のある心を動かす響きとなると確信しています。
こんな経験や学びをしている子供たちこそ、大人になったときに大切なことを後世に伝えられることでしょう。
やらされてやる勉強は残りません。自らの意思を尊重し、自らが自らの意思を育てる、それこそが逞しいと言われる内に秘めたエネルギーになっていくことでしょう。
みんな、今日は部活動ができないけど自分と向き合う日にしような。
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