子供たちの粘り強く、諦めない心ってどうやって育むのだろうか?
ここまでお育て頂いたご家庭の考えや教えは勿論のこと、子供たちの身に付けた考え、経験がその子の人生に大きく左右することでしょうね。
コロナがもしかして子供たちに大きな試練と学びを与えていて、それを仲間と共に乗り越えた先に、その子の中に宿るものに大いに期待したいとは思う。が、しかしだ、それにしても今の子供たちには重く重くのしかかり、高く分厚い壁が立ちはだかっている。
部員たちの様子は、それでも諸先輩方が連綿と積み重ねてきた歴史と誇りに対して、自らも奮い立たせ継承しようとする強い心を作りあげているように思える。
主体的活動を見ていて、ほんとうに涙が出そうになる。
リーダーが仲間や後輩にかける言葉が本当に素晴らしく感じた。それも笑顔でだ。
さて、今朝のニュースで保育園や幼稚園で年少さんや年中さんにマスクを付けて、外すときに保育士さんらが、マスクを外させ、何かを食す場面で『みんなマスクを外したから静かに静かにね、言葉を発してはいけません』と3歳児4歳児に伝えていた。
それもそのはず、幼少期にもマスクを推奨すると文科省からの提言もあり、安全第一だからその通りだと思う。
静かに静かに、中高生くらいには《黙食》で通るが、一番元気でおおらかに育てなくてはならない年代、いわばギャングエイジ(GangAge)にも抑え込まなければならないわけだから、そうやってこれからもずっと抑え込んでいくとすると、その子たちのエネルギーや笑顔、屈託がなく奔放にもおおらかに育つことをまた再び与えることができるのだろうか、とてもこの先不安になった。
その子たちがフラストレーションを何年も蓄積したとして中高生になる。
頑張る力、エネルギーをいい方向に引き出してあげる場面をしっかり提供できるのだろうか?
それを引き出してくれる指導者、正しく導いてくれる大人と出会うのであろうか?
余りにも先々に危惧を隠し切れない気持ちになった。
文科省は更に学校に以下のような提言、要請を発表した。
学校での合唱や管楽器の演奏、調理実習などの教育活動を控えるよう都道府県に通知する意向を示した。
人と接触の多い部活動も同様に控えるよう求めるという。
《引用》
「学校における、特に感染リスクの高い教育活動は、感染レベルにとらわれず基本的に控えていただきたい」と説明。「例えば、合唱とか、管楽器の演奏とか、調理実習。それと部活動では密集する活動。近距離で組み合ったり、接触をしたりする場面があるといった運動。大きな声とか、あるいは激しい呼気を伴う活動については控えていただきたい」と語った。
《引用終》
それを受けて各県レベルで部活動に関しては週3回以内、週末は実施しない。といった通達。
本校もそれに従い、『週三回してもいいということではなく、できれば実施しない方がいい』といった発表だ。
文科省のお偉いさん、ぜひ現場、現場、現場に足を運び子供たちはどのように工夫し、どのように苦しみ、どのように成長しているのか目を向けてほしい。
ただ単に感染リスクということだけで人が学ぶ時間、大切な大切な砂場や、園庭、児童子供たちがのびのびと走り回れる大切な時間を奪うだけが政策ではない気がする。
提言するなら、ではどのように乗り越え、次の希望を示して、『きっと乗り越えられる、君たちには夢がある、』そこをセットで安心感のある言葉で諭すように説明や指示してあげてほしい。
子供たちには希望をだ。
えらい方々はお立場があるので、正しいことを正しいと伝えることは正しい。
でも一緒に、共に悩み乗り越えていこうと希望を明確な形でそして言葉で伝えてあげてほしい。
いや顔を合わせてほしいかな…同じ目線にたって…
私は、子供たちと常に向き合い、悩み苦しむことを学んできた。
だからこそ、自然と子供たちと一緒に涙も流し感動も共有できてきた。
そこだけはこの仕事に感謝できることだと思える。
まだまだ諦めることはしない。
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